2013年12月7日土曜日

12/21 「思考実験に挑戦―芸術を考える」

12/21(土)に哲学カフェを開催します。
どなたでもお気軽に参加ください。

 日時:12/21(土)15:00-17:00
 場所:ギャルリーオー(JR大津駅より徒歩9分)
 料金:無料(カフェでのオーダーにご協力ください)

 テーマ:「思考実験に挑戦―芸術を考える」

 思考実験とは、ある状況(現実にはありえない状況が多い)を仮定して、
 そこからどんな結論が導き出せるかを考える実験のようなものです。
 今回は、芸術に関する思考実験をいくつか紹介したのち、
 参加者の皆さんと関連するテーマについて、じっくりと考えていきたいと思います。

参加申し込みは以下のフォームから。(大体の参加者を把握することが目的です)

2013年12月5日木曜日

11/24 哲学カフェ ご報告

11/24に「人はなぜ笑うのか」というテーマで哲学カフェを開催しました。
「笑い」には様々な種類がありますが、
自虐に関する話が多かったのは少し興味深かったです。

印象に残った論点としては、

・つらいときにこそ人は笑って気を紛らわす。
・「笑い」は何かへの意識を「発散」させるものなのでは?
・「発散」や「気を紛らわす」、「リセット」のような効果とは違う側面は笑いにはあるか?
・内輪ネタで笑っていると、よそ者は入りづらくなる。
 笑いには「排除」という負の側面もあるのでは?

などなど、笑いについてじっくりと考える二時間になりました。
次回は、2013年最後の哲学カフェです。

2013年11月11日月曜日

11/24 哲学カフェ「人はなぜ笑うのか?」

11/24(日)に哲学カフェを開催します。
どなたでもお気軽に参加ください。

日時:11/24(日)15:00-17:00
 場所:ギャルリーオー(JR大津駅より徒歩9分)
 料金:無料(カフェでのオーダーにご協力ください)

 テーマ:人はなぜ笑うのか?

哲学カフェの前の時間(13:10-14:50)に、
ニーチェ『ツァラトゥストラ』の読書会が開催されます。
読書会は有料、参加申し込みには予約が必須です。
詳細はこちらをご確認ください。

 ガイド:菊地建至さん
 参加費:2200円(飲み物代、レジュメ代含む)
 お申込み:kiku.yuukouアットマークgmail.com

哲学カフェの申し込みは以下からどうぞ。
(おおよその参加人数を把握するためのものです。)


お問い合わせ:biwako.philosophycafeアットマークgmail.com

2013年11月4日月曜日

10/27 哲学カフェ ご報告

10/27に「音楽の持つ力って何?」というテーマで哲学カフェを開催しました。

当日は、「音楽って一口で言うけど、音楽の種類っていろいろじゃない?」
というツッコミから始まり、各自の聞く音楽を語ることから
話は始まりました。

「音楽」と聞いてイメージするものは人によって様々で、
クラシックを聞くのが好きという人や、
実際に演奏するのをイメージする方、
歌の歌詞を聞くことをイメージする方などがいました。

前半の話題の中心は、
ファーストフード店でクラシックが流れていたことに
違和感を覚えたという、参加者の方のお話でした。
「場所にふさわしい音楽がある」という意見が出た一方で、
「音楽によって場所の雰囲気が変わる」という意見も出ました。

後半で自分が特に興味深かったのは、
「聴覚は、視覚よりもリアルを感じさせるのでは」という意見でした。
その理由として、
「視覚でみる映像や風景は、見たくなければ目を背けることができるが、
聴覚で聞く音はそう簡単に耳を防ぐことができない」からよりリアルに感じるという意見や、
音はその場限りもので残らないという、音の一回性を理由にあげる方もいました。

テーマがテーマだけに、話題は多岐に及び、
まとまりがないと感じた方もいらっしゃったかもしれませんが、
個別の好きな音楽について語り合うのとはまた違った、
「音楽」そのものを探究すう、芸術の秋にふさわしい時間になったのではないでしょうか。

次回の哲学カフェは11/24(日)開催予定です。
詳細が決まり次第HPにて告知いたします。



2013年10月10日木曜日

10/27(日)に哲学カフェを開催いたします。

10/27(日)に哲学カフェを開催します。
どなたでもお気軽に参加ください。

日時:10/27(日)15:00-17:00
 場所:ギャルリーオー(JR大津駅より徒歩9分)
 料金:無料(カフェでのオーダーにご協力ください)

 テーマ:音楽のもつ力ってなに?

哲学カフェの前の時間(13:10-14:50)に、
ニーチェ『ツァラトゥストラ』の読書会が開催されます。

読書会は有料、参加申し込みには予約が必須です。

詳細はこちらをご確認ください。

 ガイド:菊地建至さん
 参加費:2200円(飲み物代、レジュメ代含む)
 お申込み:kiku.yuukouアットマークgmail.com


哲学カフェの申し込みは以下からどうぞ。
(おおよその参加人数を把握するためのものです。)


お問い合わせ:biwako.philosophycafeアットマークgmail.com

9/29 哲学カフェご報告

9/29に「子どもの見え方、大人の見え方」というテーマで
哲学カフェを開催いたしました。

「子どもの方が大人に見えないものを見ているのでは?」

という疑問から始まったテーマでしたが、

「大人には見えて(わかって)、子どもには見えないものが多すぎるから、
 子どもが見えるものがかえって注目されるのでは?」

という反論がさっそく帰ってきて、わたしもはっとさせられました。

「大人は、はじめから分かったつもりで物事を見るが、
 子どもはわからないことが前提なのでは?」

など、子どもと大人の見え方について、多くの仮説や意見が出され、
とても活発な語り合いの場となりました。


※当日の様子を、タナゴさんという方が記事にまとめて下さいました!
  わたしのレポートよりも当日の様子が伝わるので、ぜひご覧ください。
  タナゴさんありがとうございました!

http://www.machidukuri-otsu.jp/news/?p=491&fb_source=pubv1


おかげさまで、びわこ哲学カフェを初めて開催してから1年が経過いたしました。
今ではたくさんの方にお越しいただけるようになり、とてもうれしく思います。
これからも様々な試みを行っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2013年9月7日土曜日

9/29(日)に哲学カフェを開催します。

9/29(日)に哲学カフェを開催します。
どなたでもお気軽に参加ください。

  日時:9/29(日)15:00-17:00
 場所:ギャルリーオー(JR大津駅より徒歩9分)
 料金:無料(カフェでのオーダーにご協力ください)
 テーマ:大人の見えかた、子どもの見えかた

哲学カフェの前の時間(13:10-14:50)に、
ニーチェ『ツァラトゥストラ』の読書会が開催されます。
読書会は有料、参加申し込みには予約が必須です。
詳細はこちらをご確認ください。

 ガイド:菊地建至さん
 参加費:2200円(飲み物代、レジュメ代含む)
 お申込み:kiku.yuukouアットマークgmail.com


哲学カフェの申し込みは以下からどうぞ。
(おおよその参加人数を把握するためのものです。)




お問い合わせ:biwako.philosophycafeアットマークgmail.com

2013年9月1日日曜日

8/25(日)哲学カフェ ご報告

8/25(日)に哲学カフェを開催しました。

今回は事前にテーマを決めず、当日集まった参加者の方と一緒にテーマを決めました。
でてきたテーマ候補としては、

1.弱いことは悪いことか?
2.どこまでが自己責任といえるのか?
3.大人のものの見え方と子どものものの見え方はちがう?

の3つがありましたが、今回は1.の「弱いことは悪いことか?」を
テーマにすることにしました。

テーマを当日決めるという形式は、
びわこ哲学カフェではあまりとったことがありませんでしたが、
みなさん活発に意見を出されており、
私自身も「弱さ」と「悪さ」についてじっくりと考えるいい機会になったと思います。

「よい」という言葉には、「良い」「善い」「好い」「佳い」など
たくさんの漢字が当てられますが、
「わるい」という言葉は、「悪い」以外はあまり使われることはありません。
本来「悪い」にも多様な意味があるのに、
ひとくくりに使われることで混同されているのではないか、
という意見が印象的でした。

当日にテーマを決める形式は、今後も定期的にやってみたいと思います。

次回の哲学カフェは9/29(日)に開催予定です。
詳細は追ってブログにて告知いたします。

2013年8月2日金曜日

8/25(日)に哲学カフェを開催します。

8/25(日)に哲学カフェを開催いたします。
どなたでもお気軽にご参加ください。

  日時:8/25(日)15:00-17:00
 場所:ギャルリーオー(JR大津駅より徒歩9分)
 料金:無料(カフェでのオーダーにご協力ください)
 テーマ:当日決めます

今回のテーマは、当日集まった参加者と決めたいと思います。

哲学カフェの申し込みは以下からどうぞ。
(おおよその参加人数を把握するためのものです。)



哲学カフェに関するお問い合わせは以下のメールアドレスまで。
biwako.philosophycafe(アットマーク)gmail.com

2013年7月27日土曜日

7/21哲学カフェ ご報告

7/21(日)に、「生まれかわるなら」というテーマで哲学カフェを開催しました。
当日は暑い中でしたが、多くの方にお越しいただき、盛況でした。
簡単ですがご報告させていただきます。

「生まれかわるなら」というテーマで、みなさんの意見を伺ったところ、
・一時的に生まれかわれるのなら、男性になってみたい。ずっとはイヤ。
・鳥になってみたい。
といったような、「自分以外の何かになりたい」という話や、
・苦しみを経験した後に、生まれかわることができるのでは。
・職場が変わったり、環境が変わっただけでも生まれかわるといえるのでは。
といったような、「自分の変化」に関しての話がでました。

その後は、「自分が絶対に体験できない他者の人生を生きてみたい」から
「生まれかわり」という言葉ができたのでは、という意見や、
「生まれかわってやってみたいことは、結局は自分が昔できなかったこと、
やり残したことではないか」という意見が出ました。
また、「生まれかわりたいと思ったことはない」という意見もありました。

個人的には、「生まれかわっても、結局自分は自分ではないか」
「自分は、生まれた環境にどの程度影響されていて、
生まれかわるというときにそこから脱することはできるのか」
など、「生まれかわり」というテーマを考えるうちに、「自己同一性(自分が自分であること)」
について考える発言が多く出されたことが興味深かったです。

哲学カフェは初めての参加の方が多かったのですが、
参加者同士で意見が活発にかわされ、とてもよい時間になったと思います。

次回の哲学カフェは8/25(日)の予定です。
引き続き多くの方のご参加をお待ちしております。

2013年7月3日水曜日

7/21(日)に哲学カフェを開催します。

7/21(日)に哲学カフェを開催いたします。
どなたでもお気軽にご参加ください。

今回も、前回と同様、哲学カフェの前に、菊地建至さんによる
ニーチェ『ツァラトゥストラ』の読書会が開催されます。

どちらか一方のご参加でも結構ですし、
両方ご参加いただいても大歓迎です。
午後のひと時、じっくりと考える時間を楽しみませんか。

 日時:7/21(日)15:00-17:00
 場所:ギャルリーオー(JR大津駅より徒歩9分)
 料金:無料(カフェでのオーダーにご協力ください)
 テーマ:生まれかわるなら

哲学カフェの前の時間(13:10-14:50)に、
ニーチェ『ツァラトゥストラ』の読書会が開催されます。
前回(第一回目)の報告はこちらをご覧ください。

ガイドがニーチェ『ツァラトゥストラ』の第一部のなかからここはおもしろい、
読みごたえがあるという場所を提案し、みんなで読んで考えます。読書会は有料、参加申し込みには予約が必須です。
詳細はこちらをご確認ください。

 ガイド:菊地建至さん
 参加費:2200円(飲み物代、レジュメ代含む)
 お申込み:kiku.yuukouアットマークgmail.com

哲学カフェの申し込みは以下からどうぞ。
(おおよその参加人数を把握するためのものです。)


哲学カフェに関するお問い合わせは以下のメールアドレスまで。
biwako.philosophycafeアットマークgmail.com

2013年6月25日火曜日

6/23(日)哲学カフェ報告


6/23(日)に「未来は明るいか?」というテーマで哲学カフェを実施しました。
簡単にご報告いたします。

「未来は明るいか?」というテーマを聞いたとき、
思い浮かべるものは人によって様々だと思います。

「誰(何)にとっての未来を考えればいいのか」
「明るいってどういうことか」
「未来は明るくないといけないのか」

当日も、まずはこのような問いから、話ははじまりました。
「他国の人の日本への印象を聞いて、日本の未来は明るいと感じた」
「自分はもう年を取っているから、自分の未来のことは考えられない」
「未来というとき、自分は2年程度先の、自分の周りのことしか考えていない」
等々、「未来は明るいか?」と聞いて初めに出てきた感想も様々でした。

そのあとは参加者一人の発言をきっかけに、
「自分の将来の働き方」という切り口で、このテーマに関する話し合いが進んでいきました。
「高度経済成長の時代の中で働いているときに感じた未来の明るさと、
現代で問われる未来の明るさは違うのではないか」
「仕事に満足できれば、自分の未来は明るいのか?」
など、「働く」ことに焦点のあてられた意見が活発に出てきました。

個人的に興味深かったのは、はじめ「未来」と聞くと、
漠然と「町」「日本」「世界」とかいった、比較的広い範囲の対象を
漠然と思い浮かべるという意見が多かったのに対して、
話し合いの中では、次第に「自分や、近しい人の未来」が対象になっていき、
実感のこもった意見が多く出されるようになったことです。
「未来」を考える際に、このことは示唆的ではないかと感じました。

哲学カフェの前に行われた読書会(報告はこちら)も盛況のうちに終わり、
じっくりと「考える」ことを楽しむことのできた一日でした。

次回の哲学カフェは7/21(日)開催予定です。
次回も、きくちさんによる読書会と共催の予定です。
詳細が決まり次第、またHPにてご連絡させていただきます。

びわこ哲学カフェ進行役 やまもと

2013年6月2日日曜日

6/23(日)に哲学カフェを開催します。

6/23(日)に哲学カフェを開催いたします。
どなたでもお気軽にご参加ください。

今回は、読書会とのコラボ企画ということで、
哲学カフェの前に、菊地建至さんによる
ニーチェ『ツァラトゥストラ』の読書会が開催されます。

どちらか一方のご参加でも結構ですし、
両方ご参加いただいても大歓迎です。
午後のひと時、たちどまって、
じっくりと考える時間を楽しみませんか。

日時:6/23(日)15:00-17:00
場所:ギャルリーオー(JR大津駅より徒歩9分)
料金:無料(カフェでのオーダーにご協力ください)
テーマ:未来は明るいか?

※読書会は13:10-14:50の開催です。

13:10-14:50 ★ニーチェ『ツァラトゥストラ』(哲学者になる読書会、ガイド 菊地建至)

  初回は「ツァラトゥストラの序説」最初から読みます。
 読書会は有料、参加申し込みには予約が必須です。
 詳細はこちらをご確認ください。

哲学カフェの申し込みは以下からどうぞ。
(おおよその参加人数を把握するためのものです。)


お問い合わせ:biwako.philosophycafeアットマークgmail.com

2013年5月28日火曜日

5/26(日)哲学カフェ ご報告


5/26に哲学カフェを開催しました。
今回は「喫茶店で暮らす人たち」という思考実験を取り上げ、
みんなで考える形式をとりました。

「喫茶店で暮らす人たち」の内容を簡単に説明するとこんな感じです。

ある喫茶店は、料理の味はそれほどでもないが、値段はとびきり安かった。
お客がその値段の秘密を聞いたところ、店主はこう答えた。
「うちの店では、アフリカ人を雇っている。
彼らには喫茶店の地下の貯蔵庫で寝泊まりしてもらい、
週休6日で5ポンドの給料で働いてもらっている。
だからこの値段が実現できるのだ。」
店主は、彼らはこの給料がないと生活できないし、
店にとっても利益が出るから誰も損していないという。
お客は今後もこの店に通うだろうか?

まずは、自分だったらこの店に通い続けるかどうか、について語り合いました。
通い続けない、という人の意見は非常に嫌悪感を覚えるからいかないというものや、
自分なら高くても別の店を選ぶというものでした。
通い続けるだろう、という人の意見は、このような搾取の構造は、
この店に限ったことではないし、
もう行かない、というのも偽善的な感じがする、というものでした。

そこからは、嫌悪感の正体はなんだろう、という話や、
現実にある労働問題の話が話題に上りました。

進行役の印象に残ったのは次のような意見です。

・近いところの搾取か、遠いところでの搾取か。
 喫茶店の従業員の待遇が改善されても、
例えばコーヒー豆を安く仕入れるということで
 店は利益を出そうとするだろう。そこにも搾取が生まれる。

・雇用者の立場にとってみれば、一度決めた給料は決して下げられない。
 雇用者もまた厳しい判断を迫られている。

・搾取や、経済、労働といった観点以外から、この話を見ることも可能なのではないか。

テーマがテーマだけに、当日はここでは書ききれないぐらい
多くの内容が話し合われました。
喫茶店に関する話も多く出ましたが、
個人的に、喫茶店で喫茶店の話をする、というのも面白いなと思いました。

2013年5月11日土曜日

5/26(日)に哲学カフェを開催します。


次回の哲学カフェは5/26(日)開催です。
どなたでもお気軽にご参加ください。

日時:5/26(日)15:00-17:00
場所:ギャルリーオー(http://gallery-o.net/index.html)
料金;無料(カフェでのオーダーをお願いいたします。)

テーマ:思考実験に挑戦「喫茶店で暮らす人たち」
・哲学の思考実験を紹介したのち、関連する問題についてみんなで考えてみます。

参加申し込みは以下のフォームからどうぞ。
(大体の参加数を把握するのが目的です。)
質問・お問い合わせ等は以下のあて先まで。
biwako.philosophycafe@gmail.com(@を半角に変えてください)

4/20 哲学カフェ ご報告

遅くなりましたが、4/20に開かれた哲学カフェの内容の報告です。

当日は身の回りにある「許せないこと」、その体験を中心に話が進みました。

・「許す」側と「許される」側の関係

・「許す」と「忘れる」の違い

・「許す」とどうなるのか?「許さない」とどうなるのか?

等々、話題の尽きない時間となりました。

次回の哲学カフェは5/26(日)開催予定です。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。

2013年3月28日木曜日

4/20(土)に哲学カフェを開催します。


次回の哲学カフェは4/20(土)開催です。

どなたでもお気軽にご参加ください。


日時:4/20(土)15:00-17:00
場所:ギャルリーオー(http://gallery-o.net/index.html)
料金;無料(カフェでのオーダーをお願いいたします。)

テーマ:「許せないことはありますか?」


参加申し込みは以下のフォームからどうぞ。
(大体の参加数を把握するのが目的です。)


質問・お問い合わせ等は以下のあて先まで。
biwako.philosophycafe@gmail.com(@を半角に変えてください)

2013年3月24日日曜日

3/24(日)哲学カフェまとめ

3/24(日)に「忘れる」というテーマで哲学カフェを行いました。
簡単ですが記録をまとめておきます。

まず、最近何かを忘れた経験から話は始まりました。
それから、どういう経験なら「忘れない」のかについて考えてみました。

・修学旅行の思い出など、みんなで経験したものなら忘れない
・人生を左右する経験は忘れない
・よく話題に出るようなことは忘れない

などの意見が出ました。
次に、忘れてもいいこと、忘れた方がいいことはあるかという話題になりました。
ここでは、次のような意見が出ました。

・テニスの試合中にミスショットをした場合、ミスを引きずってしまうので試合中は忘れ  た方がいい。でも試合が終わったらそのミスを教訓にできるから忘れない方がいい。
・恥ずかしい経験は忘れたい。
・車で事故をした時は、恐怖で車が乗れなくなるので、恐怖自体は忘れたい。

これらの例を少し一般化して考えると、「過去の出来事を思い出すことで、これからの行動に悪影響を与えるような場合」は「忘れた方がいい」、「過去の出来事を教訓にできるようなこと」は「忘れない方がいい」ということになりそうです。

その他に進行役が気になったのは、「ここまで出ているんだけど思い出せない」という状態がどういう状態なのか、逆に「何か忘れている気がする」というときはどういう状態なのか、ということです。忘れっぽい進行役は、どちらもよく経験するので。

今回のテーマは、震災から2年ということもあり選びました。
今日考えたことを当てはめると、特に被災地の人にとって、震災は「共同の経験」であり「人生を左右する経験」であるので、「忘れない経験」になるはずです。
その中で、「忘れた方がいいこと」、「忘れない方がいいこと」はあるのでしょうか。
あるとすれば何なのでしょうか。

みなさんはどう思いますか。

やまもと

2013年3月7日木曜日

3/24(日)に哲学カフェを開催します。

3/24(日)に哲学カフェを開催します。

どなたでもお気軽にご参加ください。


日時:3/24(日)15:00-17:00
場所:ギャルリーオー(http://gallery-o.net/index.html)
料金;無料(カフェでのオーダーをお願いいたします。)

テーマ:「忘れる」


参加申し込みは以下のフォームからどうぞ。



お問い合わせ:biwako.philosophycafe@gmail.com(@を半角に変えてください)

2013年3月6日水曜日

2/24 哲学カフェまとめ

2/24(日)に哲学カフェを開催しました。

直前でキャンセルが相次ぎ、一時は開催が危ぶまれましたが
最終的に2名の方が集まってくださいました。

テーマは『「責任をとる」とはどういうことか?』でした。

「責任がある」ということと「責任をとる」ことの違いや、
「何をすれば責任をとったと言えるのか?」という条件の話など、
様々な論点が出されました。
中でも進行役の印象に残ったのは、
「責任をとる」ということを考えるためには、
それに対して「納得する」側や「許す」側を考えることも必要だ、という指摘です。

雪の降る寒い日でしたが、ゆったりとした探求の時間を過ごすことができました。

次回の哲学カフェは3/24(日)開催予定です。
詳細は追ってブログにアップします。

進行役 やまもと

2013年1月27日日曜日

2/24(日)に哲学カフェを開催します。

2/24(日)哲学カフェを開催します。

どなたでもお気軽にご参加ください。

日時:2/24(日)15:00-17:00
場所:ギャルリーオー(http://gallery-o.net/index.html)
料金;無料(カフェでのオーダーをお願いいたします。)

テーマ:「責任をとる」とはどういうことか?

参加申し込みは以下のフォームからどうぞ。

1/19(土)アート哲学カフェ まとめ

1/19(土)で京都で行われたアート哲学カフェのまとめです。
雅景錐でのツイッター実況のログ(http://togetter.com/li/441849)をもとに、
少し追記する形になっています。


進行役:哲学カフェでは結論は出ません。「共に考える場」であり、自分の言葉で自由に語り合う場です。まず、詫摩氏の作品を見て、率直にどう感じたか、ご感想をお聞かせください。

A:線が丁寧に引かれており、作者は几帳面だと感じた。

B:モノクロでシンプルな絵であり、水墨画に似ていると感じた。

C:描き方に規則を感じる。規則がはっきりあるという点では、作品の終わり方が決まっている絵でもある。

D:線は、感情の揺れ動きを表現しているのではないか。漫画でも、人物の感情を表すのに線を効果的に使う。

絵を観ながら http://t.co/7f4Gme6n

C:この展示には、サイズもバラバラの壁に掛けられた複数の絵画がある。しかし、よく観ると作品中に表現されている水平線の位置が、全て同じ位置にくるように展示されていることに気付く。

進行役:この作品の線には、規則的な要素と、感情に訴える曖昧な要素が同居している。 
では、「逃走の線」の「線」とは何だろうか。そもそも『線』について、普段私たちはどんなイメージを持っているだろうか。

(出てきたイメージ)「輪郭線」「境界線」「心理テスト」「決定」「否定」「『点』の集まり。作品は線が大量に集まって『面』のように見える」「繋がり」「直線は正確性を表す」「地平線」「アールヌーヴォーの曲線」


進行役:日常における線のイメージを再確認することで、作品の見え方は変わっただろうか?

C:リヒターの曖昧さを思い出した。風景の上から線が重ねられることで、『線』が安心感を拒否しているように見える。これが、「逃走」の意味なのかな、と感じた。

B:始め作品を見た時は、雨が降っているように見えた。上から下に流れる重力を感じる。黒=重いのが上、白=軽いのが下なので不安定感を感じる。

進行役:今までの話し合いを踏まえて、改めて作品に関して気づいたとことがあればどうぞ。

A:黒い部分の奥が見えないように感じる。その見えない部分が怖い。

C:作品ごとの関係性は?元々具体的だった絵が、近作になるにつれて単純化している。

B:はじめは作品の時系列が逆だと思った。なぜこんな進化をしたのか?

A:はじめはこの作品はまぶたを通してみているのかなと思った。何かから逃れようとして現実逃避で目をつぶっても、残像は消えない。作品の時代が新しくなるにつれて、その残像が濃くなっているように感じる。

B:『逃走』と聞いて、繋がる線に追いかけられる感じがした。新しい作品になるほど、だんだん逃げる隙がなくなっていく感じ。それでも線がある限り逃げることはできる。

進行役:どうしても「逃走」のイメージに捕われてしまうので、作品に新しいタイトルを付けてみよう。
あなたならこの作品にどういうタイトルをつけるか。

D:「光と闇」とか正反対のイメージの言葉。
B:「止まない雨」
C:「混在」
A:「衝突」
進行役:「境界」
(その他、「幽玄」「風景」など)

進行役:自分が付けたタイトルと、『逃走の線』というタイトルは結びつくか。
例えば、『衝突』と『逃走』は真逆のイメージのように思えるが。
では、「逃走の線」とは?最後にみんなで考えたい。

C:作品の背景を知りたい。

進行役:作家のインスピレーションはドゥルーズから来ている。「逃走の線」もドゥルーズの用語である。「逃走の線」とは、既存の領域を超え、未知の領域へ飛び出そうとする創造的な思考の運動のことを指す※。そこでの『逃走』とは、必ずしも否定的な意味ではない。

B:逃げる視点ではなく追いかける視点からこの作品を見ることもできるのでは。

進行役:時間が来てしまった。最初に見た時と今との見え方の違いは?

D:ずっと見ていると線そのものが動いているように見える。

A:『線』に集中しすぎて一本一本がハッキリ見えて来た

進行役:この作品の白い点は何か?

B:逃げるのを止めているように見える。

D:安心感がある。

C:最新作で、この白い点は増えているが、今後どういう進化をして行くのか気になる。
最新作では上下の境がよりはっきりして来た。
 http://t.co/ljMldxAh


進行役:本日の「アート哲学カフェ」はこれで終了。話し合ってスッキリした点もあれば、益々モヤモヤした点もあるかもしれません。今回の話し合いで、何かを持ち帰ってもらえれば幸いです。


(以上)

※「逃走線」は、『千のプラトー』中に出てくる用語。
解説はたとえば、ライダー・デュー著『ドゥルーズ哲学のエッセンス』(中山元訳、新曜社)を参照。

2013年1月5日土曜日

1/19(土)に京都でアート哲学カフェを開催します。

1/13(日)のびわこ哲学カフェの情報はこちら

1/19(日)に、びわこ哲学カフェ進行役やまもとが
京都 北野天満宮近くのギャラリーで
アート哲学カフェを開催いたします。

お近くにお住まいの方、お時間のある方はぜひご参加ください。

以下詳細です。

◾アート哲学カフェ『逃走の線』


・日時 1/19(土)19:00〜21:00
・場所:雅景錐(http://gakeigimlet.org/
・参加費:無料(会場でのワンドリンクオーダーにご協力下さい。

・紹介文  :詫摩昭人氏の個展『逃走の線』を鑑賞後、
                    作品の持つメッセージや関連するテーマについて語り合う場を設置します。
                    アートについて/アートの中で語り合うというこの場では、参加者が主役です。
                    様々なテーマについて、共に探求を深めてみませんか。
                   ※詫摩氏本人は参加されません。

参加申し込みは雅景錐HPの他、以下のフォームからも申込むことができます。