2013年6月25日火曜日

6/23(日)哲学カフェ報告


6/23(日)に「未来は明るいか?」というテーマで哲学カフェを実施しました。
簡単にご報告いたします。

「未来は明るいか?」というテーマを聞いたとき、
思い浮かべるものは人によって様々だと思います。

「誰(何)にとっての未来を考えればいいのか」
「明るいってどういうことか」
「未来は明るくないといけないのか」

当日も、まずはこのような問いから、話ははじまりました。
「他国の人の日本への印象を聞いて、日本の未来は明るいと感じた」
「自分はもう年を取っているから、自分の未来のことは考えられない」
「未来というとき、自分は2年程度先の、自分の周りのことしか考えていない」
等々、「未来は明るいか?」と聞いて初めに出てきた感想も様々でした。

そのあとは参加者一人の発言をきっかけに、
「自分の将来の働き方」という切り口で、このテーマに関する話し合いが進んでいきました。
「高度経済成長の時代の中で働いているときに感じた未来の明るさと、
現代で問われる未来の明るさは違うのではないか」
「仕事に満足できれば、自分の未来は明るいのか?」
など、「働く」ことに焦点のあてられた意見が活発に出てきました。

個人的に興味深かったのは、はじめ「未来」と聞くと、
漠然と「町」「日本」「世界」とかいった、比較的広い範囲の対象を
漠然と思い浮かべるという意見が多かったのに対して、
話し合いの中では、次第に「自分や、近しい人の未来」が対象になっていき、
実感のこもった意見が多く出されるようになったことです。
「未来」を考える際に、このことは示唆的ではないかと感じました。

哲学カフェの前に行われた読書会(報告はこちら)も盛況のうちに終わり、
じっくりと「考える」ことを楽しむことのできた一日でした。

次回の哲学カフェは7/21(日)開催予定です。
次回も、きくちさんによる読書会と共催の予定です。
詳細が決まり次第、またHPにてご連絡させていただきます。

びわこ哲学カフェ進行役 やまもと

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